世田谷区・松陰神社前のほど近くにオープンした、MA STOREのアートディレクションや撮影を手がけています。
店主の松尾さんと春に千駄ヶ谷で初めて打ち合わせをした時、どういうお店にしたいのか、という話を交わす中で出てきた民藝という言葉、それとコンテンポラリーデザインが融合した作品を取り揃える店がしたい、そこから日本の伝統的な美意識である「間」をローマ字のMAとして店名にしたと説明されました。
その会話から生まれたこのロゴは、MA=間、という日本語からきた単語であるところから、MAの部分を縦書きに組みました。縦に並んだMAには少しの余白がもうけられ、それによって並ぶ横書きのSTOREとの関係性が生まれます。
縦書きと横書きを組み合わせること、それは日本的な視点と欧米的な視点が共存していること。そしてこのふたつの単語が同時に並ぶことで、自然と余白=間が生まれる設計になっています。